明け方の町で
明け方 静かな交差点
昨夜の仕事はちょっときつかったな
ビルの谷間にからっ風
我が物の顔のカラスがゴミをあさる
もしも願いが一つかなうと言われたら
俺は何を思うんだろうか
愛と平和かお前のことか
いやいや、きっと自分のことばっかだろ
まだうす暗い空を見上げて思ったのは
そんなどうでもいい事とお前の顔さ
言葉にした途端 色があせてしまうから
ありったけの「ありがとう」も上っ面
残りの時間はあとどの位
見えたら便利なのか、見えないからいいのか
「明日でおしまいです」言われたらどうしよう
痛いのはいやだし、サヨナラはもっといやだ
きっと今日もまた飲んだくれて終わり
もちょっとなんとかしなきゃな、思うんだけれどさ
明日に回せるもんは全部いつも
なんでもかんでも明日に放り込んじまう
やっと明けてきた町を歩きながら思うのは
そんなコトばかりと、あとは全部お前だ
コトバにした途端 色があせてしまうから
ありったけの「ありがとう」も上っ面
作詞・作曲/"じあん"
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